手ぶれ補正、高感度、広角撮影のニーズ高まる
  デジタルカメラ購入NAVI
 デジタルカメラ基礎知識  デジタル一眼レフカメラ  カメラ交換レンズ  コンパクトデジタルカメラ 情報
  デジタルカメラ購入NAVI ホーム

手ぶれ補正、高感度撮影、広角撮影のニーズ高まる

松下電器産業の2004年春から2005年秋の調査によると、
欲しい機能のランキングが2004年春ではスリムデザイン、大画面モニターのニーズが上位1,2位を占めていたのが、2005年秋の調査では光学式手ぶれ補正、高感度撮影が1、2位と短期間でユーザーの意識が変わったといいます。

欲しい機能のランキング
2004年春 2005年秋
1位 スリムデザイン 光学式手ぶれ補正
2位 大画面モニター 高感度撮影
3位 長時間バッテリー 長時間バッテリー
4位 ズーム倍率 ズーム倍率、広角撮影
5位 光学式手ぶれ補正 -------
6位 広角撮影 大画面モニター
7位 高感度撮影 スリムデザイン

2004年春当時は店頭で目を引く機能に対するニーズが多かったのが、ここのところ「写真を撮る」うえで撮影領域を広げる機能が注目されるようになりました。

要因として同じく松下電器産業調査の新規デジカメ購入の割合の変化が揚げられます。

2004年春には60%だった新規購入者が2005年秋には42%まで下がってます。これは同時に買換え需要が増えたということでもあります。

買い替えということはすでに、デジタルカメラをある程度使い込んできたということなので、ユーザーにとって本当に必要な機能であるのでしょう。



ここでランクを上げたそれぞれの機能について

光学式手ぶれ補正

最近のコンパクトデジカメは非常に小型、軽量化されており、サイズによる制約もありファインダーを持たない機種が多くなりました。

小型、軽量というのは大きなメリットでもあるのですが、デメリットもあります。
それは、ものの質量が小さくなると、振動を伝えやすくなるということです。すなわち手の振動がカメラに伝わりやすくなり、手ぶれを起こしやすくなるということです。

もうひとつファインダーを持たないということは常にモニターを見て撮影することになるので、手を伸ばして不安定な状態での撮影ということになります。

ただでさえ手ブレを起こしやすい上に、不安定な構え方を強いられたのでは手ぶれ写真を量産することになります。


手ぶれを抑えるには
@三脚などでカメラをしっかり固定する。
A手ブレのおきにくい速いシャッタースピードを選択する。

などがあります。しかし、
@ではカメラよりも何倍も大きく重い三脚を持ち歩くことになる。
Aでは速いシャッタースピードを選択しようとすると、絞りを開けなければならない。それでもだめなら感度を上げるしかない。大概の場合は感度を上げなくてはならなくなり、画質の劣化を招くことになります。

そこで考えられたのが、手の振れを打ち消す動きをレンズ、又はCCDに与え「光軸のずれ」を補正するという技術です。

補正の方式は主に2種類あり
@レンズ鏡筒内の手ぶれ補正用レンズを光軸のずれにあわせて動かすタイプ
ACCDを光軸のずれに合わせて動かすタイプ

があります。

@はビデオカメラでもよく採用される技術で、動画にも対応でき、補正範囲が広いのですが、レンズユニットが大型化する欠点がありました。しかし松下電器産業はレンズなどを小型化することで小型デジカメに2003年はじめて搭載したのが「LUMIX FX-1、同FX-5」です。これ以前にも高倍率機では同社のほかキヤノン、オリンパスなどの高倍率ズーム機で発売されていましたが、あまり一般のユーザーが手にすることはありませんでした。

CM効果もあり手ぶれ補正搭載の「LUMIX」は大ヒットとなり続けて同社は他のモデルにも展開していき、他社も追随するようになりました。

Aはコニカミノルタが開発した、CCDを動かす「CCDシフト方式」で、補正用のレンズが不要のため、レンズユニットが大型化することがないのでここ最近小型カメラで採用する機種が増えてきました。

 高感度撮影

数年前までは一般的にはほとんど注目されていなかった(感度に関する認識も少なかった)のですが、富士フィルム、ソニー、松下などCCDを自社生産しているメーカーを中心に実用感度を400、800、1600と上げた機種が見られるようになりました。

小型デジカメは1/1.8型1/2.5型と小型のCCDに500万画素以上の素子が配置されています。同じサイズのCCDの画素数を増やせば増やすほど1画素あたりの面積が小さくなり集光能力は一般的に落ちます。(=低感度になります。)小型デジカメはだいたい標準感度が50〜100くらいであるのが多いのですが、この感度では撮影範囲がかなり限定されます。

ここ20年以上フィルムはISO400のカラーネガが常用となっています。ズーム全盛の現在ではレンズが暗くなるためISO100では光量の多い屋外くらいしか活躍の場がなくなっているのです。


小型デジカメでは以前はISO400程度にすると非常にノイズが増えA4サイズ程度で鑑賞に堪えられるものは少なかったのです。しかしCCD、信号処理技術の進化でフィルムと同等の400を常用と出来る機種も現れ始めました。

まだ小型デジカメでは「高感度デジカメ」と謳っていても画質の改善が必要な機種も多いのですが、デジタル一眼レフでは高感度撮影はすでに多くの機種がフィルムカメラを凌いでいます。

 広角撮影

現在発売されているデジカメはほとんどがズームレンズですが、どうもズームの倍率だけに目をとられて焦点距離(ここでは35mmフィルム換算)、特に広角が注目されていませんでした。実際に広角端は35mm〜38mmくらいが圧倒的に多いのです。

35〜38mmは非常に扱いやすい焦点距離で、最近めっきり少なくなった単焦点レンズのカメラではほとんどこの焦点距離のレンズを搭載していました。

しかし、風景や室内の撮影などで「引きが足りない」場面も多く感じられるはず。パースペクティブ(遠近感)を生かした撮影には28mmくらいが必要になりますが、だいたい30mmを目安にすると良いでしょう。