キャノン:デジタル一眼レフカメラ(06年春)
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■キャノン デジタル一眼レフの歴史
キャノン デジタル一眼レフ
キャノン デジタル一眼レフのラインナップ
2005年9月にEOS 5Dが発売され、これまでのEOS 20DとEOS-1D MarkUとの間の大きな隔たりが埋められたことで、ついにフィルム時代の一眼レフと同じバリエーションを持つことになりました。
その中で最も販売台数が多いのは、デジタル一眼レフに価格破壊をもたらし、キャノン大躍進の原動力となった2003年発売のEOS KISS DIGITALの後継機種
EOS KISS DIGITAL N。
宣伝の効果もありますが、先代に続いて大ヒットしたのはライバルと比較して、デジタル部分のアドバンテージが大きいことがあげられます。現行のEOS KISS DIGITAL Nはこのクラスではじめて800万画素台に乗せて大幅に小型、軽量化してライバルから頭1つ抜け出しました。
発売して1年以上経ちますがいまだにこのクラスで画質面では追いついた機種が出てこないというのはすごいの一言です。実際、上位機種の30Dと比較しても解像度はほとんど変わらないし、色が多少鮮やかなのでむしろKISS DIGITAL Nの方が好ましく見えることもあります。ホワイトバランス、AFも安定しているので初心者が購入しても満足できるモデルです。
実売価格もだいぶ下がって税込6万円台前半とレンズ一体型ハイエンドデジカメとそれほど変わらない金額になり、コストパフォーマンスが非常に高いです。
欠点はファインダーで、小さい上にピントの山がつかみにくいのでマニュアルフォーカスにはあまり向いていないこと。また大ヒットモデルだけに巷にあふれているので、観光地などで同じカメラに出くわす確率が高いこと。
少し凝ったことをやってみよう、またレンズのグレードを上げて撮影の範囲を広げようと思うと、
EOS 30Dがよいでしょう。
ファインダーはKISS DIGITAL Nと比較すれば大きく、ピントの山もつかみやすいし(あくまでKISS DIGITAL Nとの比較で)、AF、連写速度も速いので、カメラとしての機能は遥かにこちらのほうが高いです。弱点だった液晶モニターもあまり話題にはならなかったのですが、2.5型23万画素になってライバルと同列になったということで、これといった欠点のないモデルになりました。また価格が実売価格も20D発売時より大幅に下げ

たので、最初の一台としても最適なある意味キャノンで一番のお買い得機種でもあります。
欠点は、ニコンD200の存在に完全に押されてしまったところ。目新しさがないことでしょうか。
次に
EOS 5Dですが、これは評価が難しい機種です。単に画質だけを求めるならばフルサイズは必要ないし、1,020万画素のニコンD200が実売20万円以下に対し10万以上高いのでこれから一眼レフを始める方にとっては選択の対象外でしょう。
それでもEOS 5Dは売れているのは既存の広角系のEFレンズがそのままの画角で使用できること。APS-Cサイズ一眼レフより大きなボケが期待できること。そして、キャノンのEFマウントはフランジバックが短いのでマウントコンバーターを利用すれば、他社のさまざまなレンズが使用できるなど、レンズで楽しめる数少ないデジタル一眼レフ、というのも少なからずあるのではないでしょうか。
画質はやはり圧巻で、A-3サイズで出力した時には800万画素クラスとの差は歴然です。
またキャノンのCMOSに共通するアドバンテージが高感度撮影の画質の良さで、ISO800以上では他のメーカーの及ぶところではありません。
すでにEFレンズを多数所有していて、最高の画質と機能のためにはお金に糸目をつけないというのであれば
EOS-1Ds MarkUでしょう。現在ハイエンド一眼レフで画質、カメラとしての機能も最高の物を求めるとEOS-1Ds Mark II以上のものは見当たりません。価格も最高級なので価格対性能ではニコンD2Xsにはかなわないでしょうが・・・
まあ、この記事を読んではじめてEOS-1Ds MarkUを買おうと思う人はいないでしょう。
最後にEOSデジタルで一番異色の
EOS-1D MarkUN。センサーのサイズがAPS-Hサイズで何か微妙な立場に立ってしまった感じがします。EOS-1D MarkUNは報道、スポーツのプロ写真家のために作られているので一般ユーザーにとってはあまり縁がないようです。しかし、カメラ部分の出来はトップレベルだし、画質はEOS
5Dには抜かれはしましたが、満足いくレベルなので、高速連写重視のユーザーにはいいと思います。欠点は広角、超広角系レンズでまともに使えるのが少ないこと。
以上キャノンはさすがにシェア1位を誇っているだけあって、全てのモデルに違った魅力があって、上手にクラス分けされているなあ、という印象です。
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